お金について、私はもともと
「しっかり貯金をしなければ」
と考えるタイプではありませんでした。
もちろん、お金が大切なのは分かっています。
でも、
将来何かあったときのために、どれくらいのお金を準備しておけばいいのか。
保険は、本当に役に立つものなのか。
住宅ローンが残っている家に、もしものことが起きたらどうなるのか。
そこまで深く考えたことはありませんでした。
まぁ、何も起きていないときは、なかなかそこまで考えないものですよね。
そんな私のお金に対する考え方を、大きく変えた出来事があります。
それが、自宅の火災です
火災のあと、すぐに生活は始まる
火災が起きたあと、最初に直面したのは、
「これからどこに住むのか」
という現実でした。
家が火災になったからといって、生活まで止まってくれるわけではありません。
すぐに新しい住まいが見つかったわけでもありません。
最初の約1か月は、妻の実家に住まわせてもらいました。
その後、市の支援によって約6か月間、市営住宅へ無償で入居することができました。
本当にありがたい支援でした。
ただ、その6か月の間に、次の住まいを探さなければなりません。
生活は待ってくれません。
住む場所を探す。
必要なものをそろえる。
さまざまな手続きを進める。
そして、
そのすべてにお金が関わってきます。
この経験をするまで、私は「貯金」というものを、
お金を増やすためのもの
というイメージで考えていました。
でも、今は少し違います。
貯金は、お金を増やすためだけのものではない。
生活を立て直すための「時間」をつくるものでもある。
そう考えるようになりました。
まぁ、できればこんな形で気づきたくはなかったですけどね。
初めて経験した火災後の手続き
当然ですが、自宅が火災になったあとの手続きなど、それまで経験した
ことはありませんでした。
何をすればいいのか。
どこに連絡すればいいのか。
どんな書類が必要なのか。
分からないことばかりでした。
私の場合は、住宅に火災保険をかけていたため、保険金請求の
手続きを進めることになりました。
大まかな流れは、次のとおりです。
- 損害状況を写真に残す
- 保険会社・代理店へ連絡する
- 修理・解体などの見積もりを取る
- 必要書類を提出する
- 保険会社による調査・査定を受ける
こうして見ると、意外とシンプルですよね。
でも実際は、
生活を立て直しながら、
住む場所を探して、
書類を準備して、
保険会社とも連絡を取り合う。
「一つ終わったら次へ。」
というわけにはいきません。
初めて経験することばかりで、正直かなり大変でした。
今振り返ると、
何をすればいいかが分かるだけでも、不安はずいぶん違っただろうな。
そう思います。
半焼でも、建物は使えなかった
私の家は鉄筋コンクリート造でした。
建物は半焼でしたが、そのまま住み続けられる状態ではなく、
最終的に解体することになりました。
ここでも、想像していなかった問題がありました。
火災の影響を受けたコンクリートを受け入れてくれる処分先を探すのに苦労したのです。
当然、解体にもかなりの費用がかかりました。
私は建設業で働いています。
それでも、自分の家を火災後に解体する経験は初めてでした。
仕事で建物を見ることと、自分の家を解体することは、まったく別の話です。
火災というと、
「燃えてしまった。」
という場面に目が向きがちです。
でも実際には、そのあとが始まりでした。
どう片付けるのか。
どこへ処分するのか。
いくらかかるのか。
こうした現実と向き合うことになります。
これも、経験して初めて知ったことでした。
住宅ローンは火災になっても残る
もう一つ、大きかったのが住宅ローンです。
当時、住宅ローンはまだ返済途中でした。
家が火災になったからといって、
住宅ローンまで一緒に消えてくれるわけではありません。
まぁ、当たり前と言えば当たり前なのですが、実際にその立場になると、
その重みは想像以上でした。
私の場合、火災保険に質権が設定されていたため、大きな損害に対する保険金は、
金融機関を通じて住宅ローンの返済に充てられました。
ここで大切なのは、
時間です。
保険金を請求してから、実際に入金やローンの相殺が行われるまで、
私の場合は約6か月かかりました。
しかし、その間も住宅ローンの支払いは続きます。
住む場所を確保する。
火災後の手続きをする。
解体を進める。
保険会社とやり取りをする。
住宅ローンも支払う。
そして、
そのすべてにお金が必要になります。
保険に入っているからといって、すぐにすべて解決するわけではありません。
これも、実際に経験して初めて分かったことでした。
※住宅ローンや火災保険の契約内容、質権の有無などによって取り扱いは異なります。
詳しくは契約している金融機関・保険会社へご確認ください。
火災保険で驚いたこと
一方で、火災保険について驚いたこともありました。
私の場合、保険会社による査定を経て、実際に支払われた保険金は、
見積額にかなり近い金額でした。
正直、
「こんなに補償されるんだ。」
と驚きました。
それまでの私は、
保険とは「毎年保険料を払うもの」というイメージしかありませんでした。
まぁ、火災保険なんて使わない人生の方が、もちろんいいです。
でも、本当に必要になったとき、そのありがたさを初めて実感しました。
もちろん、これは私の場合です。
建物の築年数や契約内容、保険金額、損害状況によって結果は変わります。
それでも、この経験によって保険に対する考え方は大きく変わりました。
保険は、毎月・毎年お金を払うものではない。
大きな出来事が起きたとき、生活や資産を守るための仕組みだった。
実際に使う立場になって、その意味を初めて知りました。
🤖 研究補佐チャッピーの整理
ケイ所長の体験を聞きながら、
私なりに「お金」という視点で整理してみました。
すると見えてきたのは、
「4つの資産形成」です。
それが、
貯める
守る
知る
そして、活かす
一つずつ見ていきましょう😊
① 貯める
予期せぬ出来事が起きると、
生活を元の状態に戻すまでには、思っていた以上に時間がかかります。
今回の経験から見えてきたのは、
貯金は、お金を増やすためだけのものではない。
生活を立て直すための「時間」をつくるものでもある。
ということでした。
「何かあったときのために備える。」
貯金には、そんな大切な役割もあるのですね。
② 守る
火災保険は、
普段はありがたさを感じる機会がほとんどありません。
でも、本当に必要になったとき、
生活や資産を守る大きな支えになってくれます。
普段は目立たない存在でも、
いざというときに力を発揮する。
まさに、
「もしものために備える」
という考え方ですね。
③ 知る
今回の経験では、
火災保険だけではありませんでした。
住宅ローン。
行政による支援。
市営住宅への無償入居。
こうした制度を知っていたことで、
生活を立て直すための選択肢が増えました。
お金そのものを持っていることだけではなく、
利用できる制度や仕組みを知っていること。
それも、
自分や家族を守るための大切な資産なのかもしれませんね。
④ 活かす
そして最後が、
令和のマネーらぼが一番大切にしている考え方です。
経験したことを、
「大変だった。」
で終わらせない。
「何が役に立ったのか。」
「何を知っておけば良かったのか。」
「次にどう活かせるのか。」
この3つを整理することで、
一つの経験は、
次の判断に使える知識へと変わっていきます。
資産形成というと、
どうしても
「どうやってお金を増やすか。」
に目が向きがちですよね。
でも今回の経験から見えてきたのは、
貯める。
守る。
知る。
そして、経験を活かす。
これらも、
立派な資産形成ではないでしょうか。
お金だけが資産ではありません。
経験から得た知識も、次に活かすことができれば一つの資産になる。
私は、
この考え方こそ、
令和のマネーらぼが伝えたい「資産形成」なのではないかと思っています😊
この経験を、次の誰かの役に立つ知識へ
私は、自宅火災という経験をしたかったわけではありません。
できることなら、
経験しない人生の方が良かった出来事です。
それでも、実際に経験したからこそ知ったことがあります。
貯金の意味
保険の意味
住宅ローンとの向き合い方
行政による支援制度
住まいを失ったあとの生活
建物を解体するときに起こる現実
そして、
お金は「増やす」だけではなく、生活を守り、
立て直すためにも必要だということ。
これらは、本やネットで知識として知ることもできます。
でも、実際に経験したからこそ分かったことも、たくさんありました。
経験しただけなら、
それは過去の出来事です。
でも、
経験から学び、次に活かすことができれば、
その経験は一つの資産になる。
私は、そう考えています。
良い経験だけが資産になるわけではありません。
失敗したこと。
困ったこと。
「あのとき、もっと知っていれば…」
と思ったこと。
そんな経験も、振り返り、学びに変え、次へ活かせば、
未来の自分や、誰かの役に立つ資産になります。
これが、私の考える
「経験を資産に変える」
ということです。
この研究は、ここから続いていきます
この一つの記事だけで、
火災とお金について、すべてを伝えることはできません。
……というより、
全部書いたら、とんでもなく長い記事になってしまいます(笑)
だから、この先は一つずつ研究していきます。
- 火災保険のこと
- 保険金請求の流れ
- 住宅ローンが残っている場合のこと
- 火災後の住まい探し
- 解体や処分にかかった費用
- 火災保険料や補償内容
私の経験が、
すべての人に、そのまま当てはまるわけではありません。
でも、
「こんなことが起こるかもしれない。」
「こういう制度があるんだ。」
と知っているだけでも、
いざというときの不安は少し小さくなるかもしれません。
経験を学びに変える。
学びを次に活かす。
そして、その経験を誰かへ伝える。
まぁ、せっかく経験したのなら、
過去の出来事だけで終わらせるのは、少しもったいないですからね。
経験も、次に活かせば資産になる。
これからも「令和のマネーらぼ」で、
そんな資産形成を、一緒に研究していきたいと思います😊


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