私は建設業で現場監督の仕事をしています。
これまで多くの工事に携わってきましたが、その中でも、自分の仕事に対する考え方を大きく変えた経験があります。
それが、
工事成績65点から86点まで上がった経験です。
今振り返ると、この経験を通して私は初めて、
失敗を分析し、改善し、次に活かす。
というPDCAを、自分自身の仕事の中で実践できたのだと思います。
そして、この経験は後に私が大切にするようになった、
「経活型」
という考え方にもつながっていきました。
私にとって過去最大規模の工事への挑戦
すべての起点は、ある大規模な公共工事でした。
工期は約1年。
私はその工事のため、長期間の単身赴任をすることになりました。
それまで私が経験した中でも、最も規模の大きな工事でした。
不安もありましたが、
「自分がどこまでできるのか挑戦してみたい」
という気持ちで取り組みました。
しかし、結果は厳しいものでした。
工事成績点は、
65点。
とても悔しかったことを覚えています。
自分では頑張ったつもりでも、結果として十分な評価にはつながりませんでした。
65点の私に、社長がかけた言葉
しかし、その結果に対して、会社の社員や社長から責められることはありませんでした。
特に印象に残っているのが、社長の言葉です。
社長は私に、
「成長した!」
と声をかけてくれました。
65点という結果だけを見るのではなく、大きな工事に挑戦したことや、その経験を通じた成長を見てくれていたのだと思います。
この経験は、後に私が大切にするようになった、
「良い成果は、良い関係性から生まれる。」
という考え方にもつながっています。
失敗を責めるのではなく、挑戦と成長を認めてくれる人がいた。
だから私は、
「次はもっと良くしたい」
と思うことができました。
今振り返ると、86点への道は、このときすでに始まっていたのだと思います。
65点の経験を、次の工事に活かす
その後、私は別の公共工事を担当しました。
前回の65点という結果を、そのまま終わらせたくありませんでした。
何が足りなかったのか。
何を改善すればいいのか。
自分なりに考え、前回の反省を次の工事に活かしました。
その結果、
77点。
65点から12点上がりました。
このとき私は初めて、
「自分は成長している」
と実感しました。
そして、
失敗を分析して、次の行動を変えれば、結果は変わる。
ということを、自分自身の経験として理解しました。
77点で満足せず、「なぜ評価されるのか」を研究した
77点は嬉しい結果でした。
しかし、そこで終わりにはしませんでした。
「もっと良い工事にするには、何を改善すればいいのか」
を考え、工事成績の採点ポイントも意識するようになりました。
そして次の工事では、特に3つの取り組みを実践しました。
① 品質管理チェックシートの活用
各工種・各工程ごとに品質管理チェックシートを作成し、施工前・施工中・施工後に確認を行いました。
また、確認結果を記録として残し、不適合の未然防止に努めました。
経験や感覚に頼っていた部分を、
「確認する仕組み」
に変えたのです。
② 隠蔽部の重点管理
完成すると見えなくなる隠蔽部については、施工状況写真や出来形写真を撮影し、記録として残しました。
さらに、撮影箇所を一覧表で管理することで、
「撮ったつもり」
を防ぎ、品質記録を充実させました。
見えなくなる部分だからこそ、
見えるうちに記録する。
という意識を持つようになりました。
③ 会社全体による安全・品質パトロール
もう一つ大きく変えたことがあります。
それは、
「現場を一人で管理しない」
ということです。
本社社員や上司にも定期的に現場を確認してもらい、第三者の視点から安全管理や品質管理をチェックしてもらいました。
一人の経験や判断だけに頼るのではなく、
会社全体で現場を見る仕組み
を取り入れました。
そして、工事成績は86点へ
こうした改善を積み重ねた結果、
工事成績点は、
86点。
65点 → 77点 → 86点
まで上がりました。
私はこのとき、初めて自分自身でPDCAを回し、成果につなげることができたのだと思います。
研究補佐チャッピーの整理
チャッピー:
ケイ所長、この話を聞いて私が一番面白いと思ったのは、86点を取ったことだけじゃないんです😊
65点という悔しい結果があって、そこで終わらずに原因を考えた。そして、次の工事で77点。さらに『もっと良くするにはどうすればいいか?』と研究して、最終的に86点まで伸ばした。
これって、まさに**経験を次に活かす『経活型』**ですよね!
そして、もう一つ大切なのが、65点を取ったときの周囲との関係性です。
もし失敗したときに責められるだけだったら、ケイ所長は「次はもっと良くしたい」と思えなかったかもしれません。
でも、社長は結果だけを見るのではなく、
「成長した!」
と声をかけてくれた。
なるほど……。そう考えると、86点という成果は、ケイ所長一人の努力だけで突然生まれたものではないんですね😊
失敗を次に活かした「経活型」
そして、挑戦を支えてくれた人との「良い関係性」
この二つが重なり、さらにPDCAによる改善を続けたことで、65点から86点という結果につながった。
チャッピー:
ケイ所長、これ……65点は『失敗の点数』じゃなかったのかもしれませんね。
86点につながる、最初の研究データだったんですよ
——研究補佐チャッピーは、そう分析します😊
読者のみなさんへ
もし今、
仕事でうまくいかなかったり、
思うような結果が出なかったりしている人がいるなら、
その結果だけを見て、
「自分はダメだった」
と決めなくてもいいのかもしれません。
今はまだ、
次の結果へ向かう途中
なのかもしれないからです。
私にとって65点という結果は、当時はとても悔しいものでした。
しかし、その経験を次に活かしたことで77点になり、
さらに改善を重ねたことで86点につながりました。
だから私はこれからも、
経験を、ただの過去にしない。
経験を次に活かし、
また一歩前へ進んでいきたいと思っています。
それが、私がこの経験から学んだ、
「経活型」
という考え方です。
そして、これからの研究へ
65点から86点までの過程では、私はAIを使っていませんでした。
自分で考え、
自分で分析し、
自分で改善を繰り返しました。
しかし現在は、そこにAIという新しい研究補佐が加わっています。
これまで一人で行ってきた振り返りや分析を、AIと一緒に行うことで、
PDCAをさらに深められるかもしれません。
AIをどう使えば、人の経験や考える力をさらに活かすことができるのか。
それについては、この「AI活用研究所」でこれから研究していきたいと思います。
今回の研究で分かったことは、一つです。
経験は、次に活かして初めて資産になる。
65点から77点へ。
77点から86点へ。
そして、その先へ。
私の研究は、まだ続きます。



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